Kenji Kanazawa, Yuta Komiya, Kazuki Nakamura, Norihisa Kobayashi
Physical Chemistry Chemical Physics, Volume 19, Number 26, pp 16979-16988, 2017.
https://doi.org/10.1039/c6cp08528h
※同誌のInside front coverとして採用
我々はこれまでに、エレクトロクロミック(EC)分子と発光分子を組み合わせることで、発色と発光両方の電気化学的な制御について報告してきました。本論文では、シアン、マゼンタ、グリーンに着色する複数のビオロゲン誘導体のEC反応を用いてEu(III)錯体の赤色発光を電気化学的に制御しました。EC吸収帯の違いによる発光制御効率への影響を、分子間エネルギー移動の観点から議論しています。