Zhuang Liang, Kazuki Nakamura, Norihisa Kobayashi
Journal of the Imaging Society of Japan, volume 58, pp 596-600, 2019.
https://doi.org/10.11370/isj.58.596
ITOナノ粒子修飾を対極として導入することにより、ハイブリッドキャパシタ型エレクトロクロミック(EC)素子を報告しました。本論文では、ITOナノ粒子修飾対極の静電容量が10-メチルフェノチアジン(MPT)のEC性能に及ぼす影響を調べました。静電容量の異なるさまざまな厚さのITOナノ粒子修飾対極を使用してEC素子を作製しました。 対極の静電容量が増加するにつれて、作用電極上のMPTの色の変化が明らかに鮮明であることが分かりました。 この結果は、静電容量の変化がハイブリッドキャパシタ構造のEC素子で非常に重要な役割を果たしたことを直接示しています。