Ziying Li, Haruki Minami, Kazuki Nakamura, Norihisa Kobayashi
Chemphyschem, Volume 22, Issue 24, pp. 2511-2516, 2021.
https://doi.org/10.1002/cphc.202100609
※同誌のInside Front Coverに採用
※Cover Profile (https://doi.org/10.1002/cphc.202100818) に採用
キラル希土類錯体は色純度が高い、発光寿命が長い、および円偏光発光発現の可能性があるといった特徴があり、ディスプレイやセキュリティ材料などへの応用が期待されています。本報では、アルコール溶媒中で発光キラルEu(III)錯体である(Eu(D-facam)3)に異なるアニオンを有するテトラメチル塩を作用させることで、高い発光強度(>300倍)と優れた円偏光発光が両立して得られることが明らかとなりました。