Shun Uji, Shunsuke Kimura, Kazuki Nakamura, Norihisa Kobayashi
Solar Energy Materials and Solar Cells, Volume 251, pp. 112119, 2023.
https://doi.org/10.1016/j.solmat.2022.112119
銀はナノ化することで、プラズモン共鳴に基づいて特定波長の可視光を吸収する。銀析出型EC素子は、析出・溶解を電気化学的に制御することで、単一素子から様々な有彩色を発現可能である。本報では、EC素子中で電解析出する銀ナノ粒子のプラズモン散乱観察に暗視野検鏡を適用した。その結果、従来のその場観察法である吸光度測定では捉えられなかった、種々のカップリング状態などを区別して観測可能となり、EC素子の発色機構を明らかとした。